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2012年02月16日 by 丸谷 奈穂 おすすめ度 ★★★★★

ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら

木村康宏(著)/¥1,365(幻冬舎)

ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら

人間の五感のバランス

私の書評で、前回、前々回とおすすめ度が低いのが続き、辛口と思われてしまった節もあったようですが、今回の本は、おすすめ度★★★★★(5)です!

この本には、マーケティングに限らず、商品改良から店舗運営・人材育成に至るまで、売れるためのヒントや経営に役立つエッセンスが多く書かれているのだが、物語のように話が進む中、説得力のある説明に納得してしまうところが多かった。なにしろ、こむずかしい本を読むとすぐに睡魔に襲われる私にとって、この本は1時間読んでも眠たくならず、本を読むのが得意な人はきっと1時間ほどで読み切ってしまうのではないだろうか。

最近Facebookをしてると、食べ物の写真を投稿する人が多いのに加え、たいてい「おいしそう!」というコメントがある。
本書によると、人間の五感のバランスは、視覚83%・聴覚11%・触覚1.5%・味覚1.0%・嗅覚3.5%なのだそう。これだけ視覚が圧倒的であるから、写真だけでおいしそう!となるのだと納得した。その反面、味覚はこんなにも少ないのかと驚いた。
以前、担当先のケーキ店経営者の方が、あの売れているラスクについて、ほかより飛び抜けておいしいラスクだから売れたのではなくて、今までは袋詰めで売るのが普通だったものを、主役のようにおしゃれに個包装したから売れたのだと言っていた。
そのときは、他と違うことをしたのがよかったのかと思ったが、五感のバランスで大部分を占める視覚を重視したことがポイントだったのだ。(丸谷)

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